Remix OSレビュー(1):Android PC「Remix mini」

Remix OSレビュー(1):Android PC「Remix mini」

前回に続いて、Remix miniのレビューです。今回は、Remix OSに触れていきます。

Remix OSのベースになっているのは、Android 5.1です。これをJideがカスタマイズして、マルチウインドウ化しています。これだではなく、タスクバーが付いていたり、Windowsメニューのようなものが出てきたり、画面の右側から通知エリアが出てきたりと、Windows 10を意識したような造りになっている部分が多くあります。

互換性の高いマルチウインドウ

マルチウインドウ化されたことにともに、アプリの上部にはWindowsでいうタイトルバーが付いています。ここには、左から、バックボタン、最小化ボタン、最大化ボタン、閉じるボタンが付いています。

閉じるボタンを使えば、アプリがWindowsのような感覚で終了できます。
しかし、強制終了しているようでアプリの造りによっては保存のプロセスが動かず、編集途中の内容を失う可能性があるので使い方には注意が必要になります。この辺りは、無理に付けている部分が露呈しています。

うまく出来ているのはバックボタンです。これはAndroidのバックボタンと同じ動きをします。
Androidでは無くてはならないボタンで、Remix OS 1.xではタスクバーに付いていたものがタイトルバーに付いたようです。こちらの方が、どのアプリに対して操作しているか分かりやすいというのが理由だと思います。(確認したワケではありませんが)

ウインドウの右端か下側にカーソルを持っていくとウインドウがリサイズできます。
アプリの互換性に関しては機会を設けますが、フルスクリーンを前提に開発されているアプリでも設定を変更してやることで、マルチウインドウで使えるので高い互換性を保っています。

Android 6.0では、試験的にタイル状にアプリを並べられる機能を実装していましたが、大きな画面があるならば、こちっちの方が使いやすいですね。

タスクバーも存在する

画面下には、Windowsでいうタスクバーが鎮座しています。
ここには起動中アプリのアイコンが表示されて、クリックするとアプリを切り替えることができます。ウインドウで表示しているアプリはアイコンに長い下線が表示されて、最小化されているアプリは短い下線が表示されます。

タスクバーの左には、スタートメニューに相当するものが存在しています。
左端のJideのロゴをクリックするとインストールしているアプリが表示されます。Androidでいうところのホーム画面に相当する仕組みです。Winキーを押しても表示されるので、細かな部分に気を配って実装されていることをが感じられます。

タスクバーの右側にはWindowsでいうシステムトレイがあり、スピーカーやBluetooth、Wi-Fiなどのアイコンが並んでいます。

どれもWindowsと同じ感覚で使えるので、Windowsの経験者であれば、たいした違和感なく入っていけるはずです。

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