手紙のように三つ折りするキーボード『OA-BTKBDA』レビュー

手紙のように三つ折りするキーボード『OA-BTKBDA』レビュー

韓国へ遊びに行った時に購入したキーボード「OA-BTKBDA」をレビューします。
恐らく日本で発売されていないキーボードなので、現実のないレビューとなりますが、変わり種のご紹介ということでお付き合いください。

このキーボードの購入先は明洞のFrisbeeです。

http://www.konest.com/contents/shop_mise_detail.html?id=2594

OA-BTKBDAは、3つのパーツで構成されている折りたたみ式のBluetoothキーボードです。
キーボードの真ん中で2つに折りたたむキーボードや巻物のようなキーボードはありますが、このキーボードは手紙を折るように3つのパーツを折り重ねて折りたたみます。

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折りたたんだ時のサイズは、240mm x 55mm x 19mmで、広げた時のサイズは、240mm x 165mm x 6mmです。バッテリーは充電式で、microUSB端子で充電します。

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3つのパーツのうち、2つはキーボードで5段のキーボードになります。
数字キーが独立しているQWERTY配列のキーボードで、変則的な配列ではないので短時間で馴染める使いやすいキーボードです。唯一、Enterキーが一般的なキーと同じ大きさなのが使いづらい部分です。

アイソレーションキーボードで、キースイッチはメンブレン方式だと思われます。よって、ペチペチと入力するキーボードですが、タイプ音がほとんどないので静かなところでも使えます。CommandキーがあるのでiOSやMacで使うことを想定されていますが、AndroidやWindowsでも使えます。

キーの刻印はシールです。韓国で購入したのでハングルの刻印もありますが、気にしなければ英語キーボードと同じように使えます。

キーの大きさは、14mm x 14mmで一部の記号キーは、幅が狭くなっていて14mm x 10mmとなっています。キーピッチは18mmで、キーストロークは2mmほどです。

3つのパーツうち、残りひとつはスタンドです。
への字に開くギミックがあり、スマホやタブレットをここに立てかけて使います。スタンドの角度を調整機能はありませんが、ちょうど良い角度なのでストレスなく使えます。スタンドは、様々なサイズの端末に対応できるようで、手持ちのiPad Air2やiPhone 6s Plusを立て掛けても倒れることなく使えました。また、端末の重さでキーボードが固定されるので、タイプ中にキーボードが動いてしまうようなこともありません。

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使い心地の良いキーボードですが、重さが281gあり重いのが難点です。
重いのには理由があります。キーボードの剛性を高めるためか底面に金属の板が使われていて、これが重くなっている要因です。ただ、このお陰でタイプした時にたわまないので、痛し痒しといったところです。完成度が低いのもイマイチで、フレキシブルケーブルがキーの上に露出しているので、手荒に使うと壊れるなどのトラブルが発生する可能性があります。

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メーカーは、OAというところで韓国国内でしか展開してなさそうです。
フレキシブルケーブルが露出しているなど、詰めの甘いと感じるところはありますが、日本で展開しても売れそうな気がします。誰にでもお勧めできるとは言えませんが、使いやすいモバイルキーボードが欲しいと考えている人には、よい選択肢になります。

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