GPD WINのFirmwareをアップデートしました。検討されている方もいるはずなので手順をまとめておきます。
11月29日追記
Firmwareをアップデートしたその後をまとめました。電源回りの問題が解決しているようにも思えます。
0.はじめに
皆に当てはまることか分かりませんが、私の場合はFirmwareアップデート後は、Windows 10が再インストールとなって環境を再構築する必要がありました。アップデートを検討されている方は覚悟してください。
1.Firmwareのダウンロード
Firmwareは、MEGAと言うファイル共有サービスを使って配布されています。

このサービスは少し厄介で、無料アカウントのユーザーは、1回のセッション辺りのファイル転送量が限られています。1回の転送が終わると数時間待たされます。(私は8時間待つのを確認しました)有料アカウントとして登録すれば制限は無くなります。
私は、無料アカウントでダウンロードしたので、週末の間、MacのChromeを起動しっぱなしにして辛抱強くダウンロードしました。
ダウンロードするファイルは2つあり、合計すると6GB近いファイルになるのでGPD WINでダウンロードするのは避けました。
2.ファイルの解凍
ファイルがダウンロードできたら解凍します。
配布ファイルは、RARで圧縮されていて2つに分かれています。私が使ったのは、Mac用の「The Unarchiver」です。

このアプリはファイルが2分割されていても、最初のファイルを解凍すると、ふたつ目も解凍するので手間いらずです。ファイルを解凍すると7.8GB近いファイル群が出来上がります。
これを8GB以上のUSBメモリに保存するのですが、2点注意が必要です。
- USBメモリがNTFSでフォーマットされていること
- ディスク名が「WINPE」であること
USBメモリは、FATでフォーマットされているので再フォーマットが必要です。MacはNTFSでフォーマットできないので、GPD WINを使ってフォーマットしました。
他、アップデートするには、バッテリーが50%以上充電されている必要があります。トラブルを避けるためにも辛抱強く充電します。
3.アップデートを開始
GPD WINのUSBポートにメモリカードを差し込みます。私はType AのUSBメモリを使いましたが、Type CのUSBメモリが使えるかはかは確認していません。
一旦、GPD WINの電源を切ってから、再度、電源を入れて「fn F7」を同時に押してを起動します。すると、ブートメニューが表示されます。接続されているディスク一覧が表示されるので「UEFI:XXX, Partition 1」が先のUSBメモリになるので、これを選択してエンターキーを押します。
アップデート処理が始まれば、上手く終わることを願いながら見守るだけです。アップデート処理は20分くらいの時間がかかっていたはずです。アップデートが終了すると、自動で再起動されます。
アップデート後、Windowsが起動するとツールが起動しているので、これは気にすることなくクローズします。
最後、デスクトップにあるクリーニングツール「Cleanup Test Tool」を実行します。
これでアップデートは終了なので、USBメモリを抜いてGPD WINを再起動します。
4.アップデート後の動作状況
変更情報がないので間違っている可能性はありますが、電源回りの挙動が安定したように感じています。
これまでは、スリープ中にいつのまにか電源が落ちているので、BIOSのAdvanced->PPM ConfigurationにあるMax CPU C-stateを「C6」に設定していましたが、これを「C7」に設定しても怪しい挙動はないようです。
他、気付いた点で言えば再起動できないのは変わりません。
これ以外でも、これを検証してみれくれとかあればコメントください。