2015年11月、iPad Proが次のPCになることを期待して入手しましたが、3年間使っていたiPad Proを手放しました。Apple GiveBackプログラムに申し込んで箱に詰めて送り出しました。
この機会なので、これまでのをふり返っていきながら、手放した理由をまとめておきます。
後半は大きなiPadでした
出だしはアプリが揃わず厳しい時もありましたが、対応アプリが増えるにつれてMacで行っていた作業をiPad Proへ移行する試みを続けていました。しかし、iPad Proシフトするにつれて、得れる結果が同じにもかかわらず、同じことをするならMacの方が効率良くこなせると感じるようになりました。
こうなるとiPad Proを徐々に使わなくなり、手放す直前は大きなiPadとして使い方がメインでした。
スマホ以上PC未満に不満がある
iOSでMacと同じアプリが使えてもMacが効率的が良いと考える理由は2点あります。
ひとつめは、日本語入力アプリです。
iOS 8で、純正以外の日本語入力アプリが使えるようにはなりましたが、外付けキーボードを使う場合は純正の入力アプリに限られるの制約は、iOS 12になってもいまだ変わりません。理由がセキュリティ面であれば、アプリの審査を厳格化したり、iOSに新たなテキスト入力の枠組みを追加するなど、Appleのやる気があれば解決できるはずです。
もうひとつ、Safariがモバイルブラウザである点です。
これが理由で、ほとんどウェブサイトがモバイル用のサイトになって画面サイズを活かせないのも不満です。iPad Proのハイパフォーマンスの証しとして、PCと同じウェブ体験が出来るのは分かりやすい切り口だと思いますが、これも長らく放置されている印象です。
タブレットの生い立ちは、スマホとPCの間を埋めるものでしたが、ユーザーの習熟度や期待値があがり、Windowsタブレットにもあるようにキーボードレスでタッチ操作が可能なパソコンを期待しているので、iPad Proは舵切りが必要なはずです。
Windowsタブレットに手応えを得ている
最近、積極的に使っているWindowsタブレットに手応えを得ていることも手放した理由です。
中途半端な立ち位置とはいえ、気軽使えるコンピュータがなくなるのは不便なので、iPad ProをやっていたことをWindowsタブレットでトレースをして、同じような使い方ができるところまでは環境整備できました。
Windowsタブレットには、先であげた日本語入力やウェブに関する不満はないので解決されています。
しばらくは、さよなら
明日からMacが無くなるとかの大事件でも発生しない限り、iPad Proを購入することはないと考えています。
ひとつ気になっているのはiOS版のPhotoshopです。これをキッカケにしてiPad Proが生産性向上のツールとして脚光を浴びるようになり、アプリが増えたり、扱いが変わるようであれば、もう一度、購入を検討したいと思います。