ベーシックタブレット「HUAWEI MatePad T10s」レビュー

HUAWEI様のご厚意で、最新タブレット「MatePad T10s」をお借りできたのでレビューします。

タブレットは第8世代iPadを使っています。Appleプロダクトで固めるつもりで買ったのですが、用途がKindleとYouTube、Netflixなので、Androidタブレットでも良かったと思いながら使っています。あと、ひとつ不満なのは「ステレオスピーカーではない」です。これは買う前から分かっていたことですが、使い始めると気になります。こう考えていたところにレビューのお話を頂いたので、気に入れば買い換えようと考えてのレビューとなりました。

10インチで手に余らないタブレット

まずは、iPadと比較しながらスペックを見ていきます。

MatePad T10sの画面サイズは、10.1インチ(1920 x 1200px, 224ppi)です。iPadは、10.2インチ(2160 x 1620px, 264ppi)です。ともに、ディスプレイは共甲乙つけがいほど綺麗で水準以上です。MatePad T10sには、eBookモード、ブルーライトカット、ダークモードの表示モードがあり、これを用途に合わせてオン・オフできます。

サイズと重さの比較は以下です。

機種サイズ重さ
MatePad T10s240 x 159 x 7.9mm約450g
iPad250.6 x 172.1 x 7.5mm約490g

MatePad T10sは小柄で軽いことが分かります。
同じアジア人が作るためか、アジアメーカーの端末は日本人にも馴染みやすいサイズ感ですが、欧米のメーカーが作る端末は、ほとんどが少し大きいと感じます。MatePad T10sは、中国メーカーが作るのでサイズ感が良くて手に余ることがありません。

こだわりの音

本体スピーカーは、MatePad T10sがステレオでiPadはモノラルです。
MatePad T10sは、Harman Kardonがチューニングしています。音を再生してみると、想像以上に豊かな音が鳴るのには驚きます。iPadのモノラルスピーカーは不満なので羨ましいと感じるほどです。スピーカーは、横向きで使うのが前提なのか端末の左右に配置されています。

もうひとつ、Huawei Histenサウンド効果という機能があります。
これは、有線イヤホンを接続すると有効になる3Dサラウンド機能です。モードは、コンテンツに合わせてサウンド効果を自動調整する「自動」、3D音場をシュミレートする「3Dオーディオ」、臨場感のあるサウンドの「ナチュラル」、そして、標準があります。

気になるのは3Dオーディオです。
これは、音場を「接近」、「前面」、「ワイド」、「グランド」から選べます。ワイドやグランドを選んで映画を観ると、音場が広くなって役者のセリフが目の前で再生されているように聞こえます。しかし、肝心の音には加工されたような違和感が残ります。接近と前面は、音に違和感はありませんが、ワイドやグランドのような音場は感じません。

AppGalleryの1年後の成果

一番検証したかったのがAppGalleyの充実度でした。
結論から書いてしまえば、まだまだで使いたいアプリがないです。
AppGalleryは、国内では2020年6月から発売されたHUAWEI P40シリーズから搭載されているので、開始から1年程度と見れば多くのアプリがあるとも見れますが、競争相手はPlayストアなので分が悪いです。

となると、他のアプリストアを頼ることになります。
Google Mobile Service(GMS)をインストールする方法も公開されていますが、Googleが止めるように求めています。他、Amazonアプリストアを使う方法が紹介されていますが、このストアにも使いたいアプリはありません。

私は、APKPureを試してみました。

APKPureは、少し前にトロイの木馬に感染していたという記事もあるので自己判断で使ってください。

APKPureは、AppGalleyやAmazonアプリストアで配布されていないアプリが入手できます。たとえば、パスワードマネージャーの「1Password」は、APKPureであれば入手できます。ここから、Kindleをインストールして読書ができるタブレットになりました。

AppPureの画面

ディスプレイが綺麗なのと良い音が再生されるので、YouTubeアプリもインストールしてみましたが、これはGMSに依存しているのか、ログインしようとするとアプリが落ちます。Google謹製アプリは、これしか試していませんが同じような状況だと推測します。

Netflixアプリは、ダウンロードができてログインもできます。
コンテンツを楽しめますが、フルHDの画質ではコンテンツが再生されていないようなので、とりあえずという状況です。

素晴らしいハードと残念なエコシステム

GMSが使えないことが発端で、HUAWEIの端末は、さまざまなエコシステムから断絶されてしまっている印象です。これを理解して割り切って使えるのであれば、MatePad T10sは、非常に良いタブレットですが、iPadの代替えとしては時期尚早と判断しました。

背面カメラの撮影した写真。クオリティはいまいち。

バイデン政権でも、HUAWEIに対する制裁は引き続き行われているので、GMSが使える時は来ないかもしれません。ハードウェアは素晴らしいので残念でなりません。





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