urbanista LISBONは、小型のインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンです。株式会社エム・エス・シー様よりご提供をいただいのでレビューします。
ご提供いただいたのは、グリーン(ミントグリーン)です。この色に一目惚れしてレビューを引き受けたと言っても良いほどです。LISBONは、最近では珍しく、ブラック、グリーン、ピンク、ベージュ、オレンジの5色で展開しています。

urbanista社とは
このワイヤレスイヤホンは、urbanista(アーバニスタ)社の製品です。
はじめて聞く会社なので調べてみると、北欧スウェーデン・ストックホルムの会社で、海外90か国以上で販売されているオーディオブランドです。
北欧の製品と言えば、シンプルで飽きがこなく温かみを感じるデザインが特徴です。
LISBONのデザインも同様で、ケースとイヤホンで使われている柔らかな局面形状には温かみを感じます。ケースやイヤホンの素材はプラスチックですが、この質感を活かせる色を使いや半つやで仕上げている所にも作り手のセンスを感じます。
つけ心地と音質
LISBONのウリは小さなサイズで、ブランド史上最小サイズでイヤホンの片耳は約4gと軽量です。
耳につけてみると、私の耳が大きいためかフィットしません。イヤホンの脱落を防止するシリコン製のGoFit Wingがないと、簡単に外れてしまうほどです。耳が小さな人や女性であればフィットすると思います。

LISBONのサウンドデザインはAxel Grell氏です。同氏は、長年に渡りゼンハイザーの製品に携わり世界有数のブランドに育て上げた立役者です。Axel Grell氏がサウンドデザインしていると言うだけで、このイヤホンを買う価値があります。
音質に関しては「中・高音域のクリアな鳴りは維持しながら低音の力強さも感じられるように設計し、他のurbanista製品とは異なるサウンドになっています。」と語っています。
ただ、私の耳にはフィットしないので、Axel Grell氏が語るような低音の力強さは感じられませんでした。中・高音域のクリアは感じることができましたが、すべてではないはずです。
最大再生時間は9時間でケースを使うことで2回充電できます。ケースの充電はUSB-Cを使います。

ノイキャンはなし
インナーイヤー型なので遮蔽性は高くありません。
私の耳に合っていないので尚更です。とはいえ、着けている時に周りの音が聞こえるのは、外出先で使う場合は安全性が高いので、これっもメリットのひとつと考えることもできます。
インナーイヤー型でもHUAWEI FreeBuds 4のように、アクティブノイズキャンセル(ANC)機能を持つイヤホンがありますが、LISBONにはANC機能はありません。ノイキャンが欲しければ、同ブランドでは遮蔽性の高いカナル型のLONDONを選んでくださいと言うことになります。
音楽を自由に楽しみたい向け
LISBONは、小さいので持ち運びに苦になりません。また、インナーイヤー型ならではの軽いつけ心地で長時間着けていても苦になりません。

最近のスマホにはイヤホンが付属しなくなったので、ワイヤレスイヤホンを試してみたいけど、黒か白だけでイマイチと感じている方にもピッタリの製品です。