fitbitがionicをスマートウオッチと呼ぶだけあり、各機能へのアクセスや収集した情報の確認はアプリを使います。アプリの作り次第で、新しい見せ方や新しい機能も追加できる可能性を持つところは、fitbitがこれまで開発してきたデバイスとは違います。
今回から数回に分けて、fitbit ionicのスマートウォッチらしい部分をご紹介していきます。
ハードボタン
fitbit ionicには、ハードボタンが3個付いています。
ディスプレイを正面にして、左側の中央にひとつ、右側の上下にふたつあります。
左側のボタンは、Androidの戻るボタンの動きと近くて、アプリを起動している時に押すとひとつ前の画面に戻ります。ウォッチフェイスを表示している状態では画面がオフになって、画面がオフの時はウォッチフェイスを表示します。
左側のふたつのボタンは、ウォッチフェイスを表示している時に上のボタンを押すと、今日の活量が確認できる「Today」アプリが起動します。下のボタンを押すと、選択したエクササイズを記録する「エクササイズ」アプリが起動します。今のところ、起動するアプリは変更できませんが、いずれは変更できる機能が実装されることになりそうです。
ホーム画面
ウォッチフェイスを表示した状態で左にスワイプすると、ホーム画面が表示されます。ここには、インストールしているアプリアイコンが4 x 4で表示されます。これは、iOSのホーム画面のような作りで左右にスワイプするとページ送りがされます。
このホーム画面は、いまの段階では問題にはなりませんが、アプリの数が増えると何度もページ送りをしてアプリを起動する必要があるので、将来のバージョンでは拡張されたUIが実装されるはずです。
ウォッチフェイスを表示した状態から右へスワイプすると、バッテリー残量と画面のスリープと通知受信の設定が変更できます。バッテリー残量の表示は良い良いとして、他の二つは変更は頻度が低いので、なぜ簡単にアクセスできるようにしたのか理解に苦しみます。これよりも、直近で使ったアプリが表示される方がよかったです。
ウォッチフェイス
ウォッチフェイスは、標準で17種類のウォッチフェイスが用意されています。
これの変更は、fitbit ionicではできずスマホのコンパニオンアプリで行います。どうやらionic本体にウォッチフェイスを内蔵しているのではなく、スマホで選択したウォッチフェイスを転送して、これを実行する動きをしています。無駄なストレージを使わない考えなのかもしれません。
ディスプレイが長方形なので、アナログ時計はしっくり来るものがなく、デジタル表示のものを使っているのですが、日本語環境で使っていると表示がバグっていて、ご愛嬌として言いようがない状態です。
例えば、月が「11月月」と表示されたり、曜日が「((日))」と表示される状態です。ionicの開発チームには、アジア人のプログラマーがいないのかもしれません。いれば、すぐに気づくはずです。
まとめ
ホーム画面とウォッチフェイスだけを見ても荒削りで、改良の余地を残しています。Apple Watchなどを見てなければ、これから!と期待するところですが、正直に言えば低い完成度なので、スマートウォッチの側面を期待するのであれば、いまの段階ではオススメできません。
日本発売が年明けになったのも、これが理由かもしれません。
fitbit ionicの開発チームは、必死に開発を進めているはずです。期待しているので頑張ってください。
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