HUAWEI様からMateBook X Proをお借りできたので、数回にわたってレビューをしていきます。
このエントリーを書くまえに、2000字ほどの原稿をMataBook X Proで書き上げましたが、なんら不満なく書き上げることができました。
いま使っているMacBook Proの買い換え時が来た時は、「MataBook X Proを選ばない理由を真剣に考えないといけない」が正直な印象です。本当によく出来ています。
McaBook Proユーザーから見たMataBook X Pro
ハードウェアデザインは、MacBook Airのフォロワーです。
こうしたのを嫌うMacユーザーもいます。そのままのコピーは見るに堪えませんが、良い物は良いと認めて下地にして、MetaBook X Proのように自分達のアイデアや考え方を乗せる物作りも悪くないと考えています。
スペック
ざっと紹介して、詳しくはホームページに譲ります。
CPUは第8世代Core i7-8550Uプロセッサー、メモリは16GB、GPUはNVIDIA GeForce MX150 (GDDR5 2GB)、ストレージは512 GB NVMe PCIe SSDです。USB-Cポートがふたつあり、このうちひとつはThunderbolt 3です。また、USB-A(USB 3.0)のポートもひとつあります。サイズは304mm(幅)x 217mm(縦)x 14.6mm(厚さ)で、重さは1.33kgです。
USB-CとUSB-Aのポートがあるのは、良識を感じるポート構成です。これにSDカードスロットがあれば最高ですが、なかなか上手くはいきませんね。
印象に残るのディスプレイ
MacBook Airと大きく違うのは、筐体端ギリギリまで広がるディスプレイです。
スペックを見ると、3000×2000の解像度で260PPIで、Macで言うところのRetina Displayです。色度域はSRGBで100%、最大輝度は450ニット、1500:1のコントラストと文句の付けようがありません。ディスプレイ占有率は、91%と最近のスマホ並です。
表示品質がすごく高くて、MacBook Proのディスプレイと比較しても引けを取りません。この美しさに加えてタッチパネルも搭載しています。
MacBook Airは、ディスプレイにフロントカメラが付いていますが、MataBook X Proは、F6とF7の間にポップアップ式のフロントカメラがあります。
ディプレイ上部にカメラがあると、ディスプレイ前後に動かして撮影角度を調整できますが、これは、自身が写るように椅子の高さを調整するか、PCとの距離を調整する必要はあります。ただ、使わない時はしまっておけるので、MacBook Proのようにフロントカメラにポストイットを貼り付ける必要がないのはメリットです。
Windows Helloに対応する指紋認証センサー
電源ボタンに指紋認証のセンサーが内蔵されています。これは、Windows Helloに対応しているのでログインや対応アプリで使えます。
私は、パスワード管理にWindows版の1Passwordを使っています。これは指紋認証センサーが使えます。Mac版はTouch IDに対応しているので同じような感覚で使えます。
iOSとAndroidのUXがほとんど変わらないように、Windows 10でも比較的新しく実装された機能のUXは、WindowsとmacOSで変わりがない印象です。
想像以上のスピーカーはDolby Atmos対応
スピーカーは、MacBook Air同じ位置にあります。
同じように見えますが、4個スピーカーが搭載されていて、スピーカーの下側にも低音域を再生するウーハーがあります。また、Dolby Atmosが搭載されているので奥行きのある音が再生されて、このサイズのPCからは想像できないほど豊かな音が再生されます。
MacBook Pro 15インチと比較しても引けを取らないどころか、MataBook X Proの方が良い音が再生されます。私は、ながらでNetflixを観るので、想像を超える音の良さはうれしいです。
キーボードだって良く出来ている
MataBook X Proのキーボードは、キーストロークが浅くて1.5mm程度です。キーを押し下げた時のクリック感は強くて、しっかりとフィードバックが得られます。
私は、出た時からキーボードが不良品でお馴染みのMacBook Proを普段は使っています。これのペチペチと打つストロークが無いキーボードに馴れているので、使い始めは違和感がありましたが、MataBook X Proのキーボードの方がまっとうです。
キーボードにはバックライトが搭載されていて、ファンクションキーで、消灯・レベル1・レベル2の三段階で調整できます。また、F7には、マイク入力のオン・オフが確認できるインジケーターあり、オフで点灯、オンで消灯になります。
Capsキーのオン・オフを示すインジケーターが無いなど、チグハグな印象は受けますが細かな部分まで作り込みがされているのは確かです。
私は、英語配列のキーボードでないと戦闘力がガタ落ちします。特に、プログラミングの時は、この傾向が顕著です。よって、追加コストを払ってでも、MataBook X Proでも英語配列が選択できると選ぶ理由になります。