WWDCでwatchOS 2がアナウンスされました

WWDCでwatchOS 2がアナウンスされました

WWDCで、watchOS 2がアナウンスされました。
リリースは少し先の秋頃で、現行モデルは無償でバージョンアップされます。
私が注目している点は、以下の二点です。

– 文字盤に表示できる時計パーツ「コンプリケーション」をサードベンダーが開発できる。
– ネイティブアプリが開発可能に。

それでは、どんな可能性が考えられるか順に見ていきます。

コンプリケーションの開発が可能に

Apple Watchを触った時は、文字盤に純正アプリの情報しか表示できないのかぁ…残念と思ったものですが、これがwatchOS 2では解消されることになります。

Apple Watchに入れているアプリでよく使っているのが、Sunrise、Wunderlist、Sparkなので、これらのコンプリケーションが文字盤に配置できるようになれば、利便性が高くなります。コンプリケーションは、サードベンダーが異なるサイズで好き勝手に造るワケにはいかないはので、サイズは固定されることになるはずです。

多くのアプリが対応しそうですが、ただ表示しているだけでは意味がないので、表示する情報を厳選するとか、まとめた情報を表示するなどの工夫が必要になりそうです。他、iPhone側の情報、たとえば、バッテリー残量などが表示できると便利かもしれません。

ネイティブアプリが開発可能に

Apple Watchの性能は、iPhone 4Sと同等程度と言われています。
同じ今秋に登場するiOS 9では、iPhone 4sもサポートデバイスに入れるくらいなので、現役の性能を持っているとも言えます。このパワーをどう使うのか悩みどころです。

ゲームを考えたとしても、カジュアルゲームはありでも、やりこむようなゲームは考えられません。マシン性能は必要ありませんが、ドアの施錠するアプリなどは、早々に登場しそうな印象です。身の回りで分散して管理しているものをApple Watchに統合していくのはトレンドになりそうです。

さて、watchOS 2では、Wi-Fiへも直接接続できるようになります。
となれば、iPhoneと一緒に使わなくてもiCloudからデータを取得して連携するアプリが登場してくるはずです。こうなれば、データをキャッシュする必要があり、8GBもあるストレージがモノを言うはずです。メッセンジャー系やメールクライアントも登場してくると思います。技術的には実現可能でも、現状との違いが分かりづらいのはネックですね。

こうやって考えると、ネイティブアプリの開発も頭を悩ませますね。

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