親指サイズのモバイルバッテリー「FINGER POW」がやってきた

親指サイズのモバイルバッテリー「FINGER POW」がやってきた

Kickstarterで出資した親指サイズのモバイルバッテリー「Finger Pow」が到着したのでレビューします。

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予定は未定です

お決まりのお届け予定の話から。
これは、2018年4月のお届け予定でしたが、製造につまづいたようで、私の手元に到着したのは2019年1月でした。

途中で断念しているプロジェクトもいくつかあるので、物が到着したのでヨシとします。

Finger Powとは

4個の親指サイズのバッテリーモジュールと、これの充電台がセットになったモバイルバッテリーです。私は、充電台に5,000mAhのバッテリーが内蔵されている「Pow Plus」を選択しました。

バッテリーモジュールは重さ16gで、容量は600mAh、出力は0.9Aです。
端末側のコネクターはマグネット式で交換できて、Type-C、microUSB、Lightningのいずれかを選べます。パッケージに同梱されるのは、このうちふたつです。

充電台の重量は135gで、USB Aコネクタがひとつあり最大出力が3Aです。
同じバッテリー容量のdodpcoolのバッテリーが125gなので、バッテリーモジュールの充電機能が付いたことの重量増は感じられません。内蔵バッテリーはmicroUSBで充電します。

iPhone XRとの組合せで使ってみた

iPhone XRのバッテリー容量は2,942mAhと言われています。
この場合、ひとつのバッテリーモジュールで20%回復する計算ですが、10から良くて15%充電できるくらいです。僅かしか充電できないので故障しているのかと思ったほどです。

ただ、スマホのバッテリーの持ちも良くなり1日持つことが多いので、仮に5,000mAhのバッテリーを持ち歩いていても1日で使い切りません。大は小を兼ねるで大容量バッテリーを持つのも悪くはありませんが重くかさばります。

Finger Powの場合、会社を往復する日ならばバッテリーモジュールを1個(16g)、日帰り出張の日ならば2個(32g)と言った使い方ができ、持ち物を最適化できます。バッテリー容量だけ聞けば、役に立つのか不安になりますが、使い方さえ間違わなければ、大きさからくる可搬性の高さは他に無い魅力です。

良いところばかりではない

使い方によって複数個のバッテリーモジュールを持ってあるくことになります。手のひらにもスッポリと収まるサイズですが、複数個持つの鞄の中でまとまりが悪いのは難点です。

また、モジュールごとにバッテリー管理を行う必要があります。
充電台に置くだけで簡単に充電できますが、充電し忘れたバッテリーモジュールを持って出て使えなかったとかは考えられそうです。モジュールのバッテリー残量が分かれば、こうしたトラブルも避けられそうですが、いまのところ確認する方法はありません。

Finger Powは、モバイルバッテリーとの付き合い方を変えるはずです。このコンセプトがウケるかはこれからですが、私は面白いと思うので、しばらく使い込んでみます。

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