フルスケルトンの「CIGA Design X Series」はテンションのあがる機械式時計

フルスケルトンの「CIGA Design X Series」はテンションのあがる機械式時計

僕のスマートウッチ好きは、腕時計好きからはじまっています。

今回は、スマートウォッチではなく、機械式の腕時計を購入したので紹介します。
購入したのは、CIGA Designという中国深圳に本拠地を置く腕時計ブランドの「X Series」です。CIGA Designは、reddot awardを何度も受賞しており、デザイン性に優れた機械式の腕時計をリリースしています。

気になっていたのだか…

CIGA Designの腕時計は、ユニークなデザインものが多くて随分前から気にはなっていました。ただ、手頃な日本製の機械式と比較しても、中国製の機械式時計はパーツ加工精度や時計の精度に不安感があり購入に踏み切れずにいました。また、デザイン優先の売り方が、メカ部分の制度は大丈夫なんだとうか?と疑念を持つことにもなりました。どちらも、私の勝手なイメージでなんの根拠もありません。

それでも購入したのは、AliExpressでセールが開催されていてクーポンをうまく使えば¥29,690で購入できたためです。この金額ならば、時計としてイマイチでもデザイン優先の腕時計として使っても悪くないと考えて購入しました。

AliExpressでの買い物は、手元に到着するまで時間がかかりますが、注文から到着まで10日ほどでした。

開封時からテンションが上がる

パッケージは本のような作りで、ハードカバーを取ると腕時計が入った箱が出てきます。

ハードカバーにあたる部分は、腕時計のイラストがエンボス加工されています。これを開くと腕時計の説明があります。ページをめくって行くと腕時計とストラップが現れ、次は使い方の説明、最後はメンテナンス方法となっています。開封を進めていくと同時にテンションが上がっていく、憎い演出がされていて、私はニヤニヤが治らず「格好いい」を連発していました。

3万円の腕時計で、これだけの気分を味合わせてくれるのであれば、ここで元が取れたかもしれません。(笑)

存在感がすごい

購入前に心配をしていた加工精度は、腕時計を手にした瞬間にふっとびました。
たとえば、ケースの外枠は肉抜き加工がされているのですが、美しさを感じるほど精密な加工されています。また、外枠は手首に当たるので痛くならないようエッジが落とされています。外枠の表面処理とエッジ部分の表面処理が異なるので、黒いケースですが光を当てると異なる表情をします。

このケースにムーブメントが入るわけですが、両面がスケルトンなのでムーブメントの作りや動きを目で確認できます。おかげで表や裏のどちら見ても見て楽しめます。たとえば、ゼンマイの巻き加減を外から確認して、少し巻いておこうと言った使い方ができるのもこの時計ならでは楽しみ方です。

フルスケルトンを実現するのが、ケースの四隅からX型に配置されているフレームで、これにムーブメントが固定されています。このフレームのデザインも結構格好よくて、レーシングカーのフレームやサスペンションアームを見ているようで、機能機械が持つ美しさがあります。

腕に着けた印象は「すごい存在」です。
デザインのテイストは、クラシカルでもなくSF風でもありません。無骨と表現することもできますが、独自の世界観は唯一無二の印象です。これは、はじめてエリアンを観て、H・R・ギーガーの世界観に引き込まれた時のような感覚です。とは言え、フォーマルな場所に着けていける腕時計ではないので、使えるシーンは選びます。

重さはあり、サイズは大きいです。腕周り19cmの私が着けても存在感は半端ないです。
ただ、1日着けていても負担に感じるようなことはないので、この見た目だけではなく装着感も計算されていそうです。

ストラップは、シリコンとナイロンが付属しています。シリコンストラップは、私の腕には穴がちょうど良いところに来なくて、緩いかきつい状態でしか着けれないのでナイロンストラップを使っています。これも腕時計に負けないくらいの存在感のある厚みです。

魅力的な腕時計

飽き性で1週間もすれば、他に気移りしてしまうかと考えていましたが腕時計に魅了されてしまい、1週間これを着けるほどお気に入りの腕時計となりました。いまとなっては、購入前の心配事が嘘のようです。

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