前回のiClever IC-BK15のレビューが気に入って頂けたのか、再びiClever様より『iClever IC-KB01』をレビュー用としてご提供頂いたのでレビューします。
これはなに?
スマホやタブレット用のスタンドが付いた、英語入れるのBluetoothキーボードです。最大で3台まで同時接続可能なキーボードで、切り替えはキーひとつで可能です。
IC-KB01は、Windows, Android, iOS, macOSに対応していて、キー配列の切り替えをfn+Q(iOS), fm+W(Android), fm+E(Win)で行います。たとえば、macOSで使う場合は、fn+QでiOS用に設定して使います。定価は¥3,899です。
私はコレを待っていました
IC-KB01は、英語配列の「Logicool K480」が欲しかった人には「お待たせしました」と言わんばかりのキーボードです。私はK480を持っていますが、日本語配列に馴染めなくて使うのを止めたのでうってつけです。
そのK480と比較しながらIC-KB01を紹介していきます。
まずは、サイズから横方向はほとんど変わりませんが、縦方向はIC-KB01は上の余白が少なくてコンパクトです。K480は、机の上に置いてみると結構場所を取るので、コンパクトなIC-KB01は、これだけでも十分価値があります。
K480は電池駆動なのに対してIC-KB01はバッテリー駆動です。これはmicroUSBで充電して、1回で連続180時間使えます。また、操作が5分間なければ節電モードになります。キーを押せば2秒ほどで復帰します。接続が切れた状態でも入力をバッファするのか、再接続時に入力の取りこぼしがないのでストレスを感じません。
ともに似たキータッチですが僅かに違います。IC-KB01は、クリック感が強くキーをタイプした後の戻りが早いです。あと、K480はキートップがぐらつくので、押し込みはじめに「ため」あるように感じますが、IC-KB01は、キーがぐらつくこともなく「ため」も感じません。
接続先の切り替えは、K480がダイアルなのに対してIC-KB01はキーコンビネーションで行います。もうひとつ、物理的にキーマップを切り替える機能がIC-KB01にはあります。私は、iOS、Android、macOSが混在した状態で使っていて、この機能のおかげでキーリマップのアプリを使わなくても適切なキー配列で使えます。
キートップは前回レビューをしたiClever IC-BK15と同じキートップで、キーボード下段のキートップはドーム型で、これ以外は円形のくぼみがあります。キー配列は、Apple純正キーボードと同じで、Appleユーザーならば違和感なく使えます。
手元にスタンドがあるのは便利
IC-KB01の上部には溝があり、ここにスマホやタブレット入れると、15度の角度が付くスタンドとして使えます。溝は幅が13mm程度、深さが15mm程度です。端末にケースを着けていたり、厚みがあると入れることができないかもしれません。
端末を縦向きにすれば、スマホと10インチまでタブレットを並べて立て掛けられます。ただ、キーボードの重さが700gなので、合計でこれを超える重さになると倒れるので注意が必要です。
スタンド以外に、スタイラスペンを置くペンホルダーとしても活用できます。
いつもどこへ置いたか忘れてしまう人にとっては、こうした使い方をしてみるのはいかがでしょうか。
K480に不満があるなら買うべき
OSが異なる端末を複数使っているのであれば、キーボードはこれ1台で済むので便利に使えます。Logicool K480のユーザーで、以下の不満がひとつでもあるならば購入を検討してみるべきです。
- クリック感の少ないキータッチ
- 机の上で場所を取る
- 日本語配列のキーボード
IC-KB01はレビュー用として提供頂いたものですが、すっかりお気に入りでキーボードとして愛用します。