完全ワイヤレスイヤホン『MS-TW3』レビュー

完全ワイヤレスイヤホン『MS-TW3』レビュー

完全ワイヤレスのBluetoothイヤホン『M-SOUNDS MS-TW3』を株式会社エム・エス・シー様よりご提供を頂いたのでレビューします。

これはなに?

完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンです。MS-TW3は、MS-TW1、MS-TW2Pに続く3作目となります。

音質を追求したモデルで、完全新設計で深みのある低音とクリアな中高音を再生するための5.95.9φダイナミックドライバー、劣化を最小限に抑えて受信するQualcommの最新SoC、歪みや濁りのない自然なサウンドを再生する音響技術「HDSS」、高い遮音性と伸びやかな高音を表現する「SpinFit」のイヤピースが付属します。ほか、IPX7相当の防水性能も備えており、イヤホンが汚れた時に丸洗いできます。

また、左右イヤホンへ個別に信号を送信するTrueWireless™ StereoPlusにも対応しています。

あれんん?なんかイマイチだけど…

良い音の感じ方は人によって様々で、心地良く聞こえる好みの音も違います。
私の場合は、音が中音から高音が強調されている方が心地よく聞こえます。よって、イヤホンにも中音から高音の再生性能が気になります。

iPhone XRでMS-TW3を使ってみたところ、イヤフォンと耳の間に薄いフィルターが挟まったような印象の音で、正直言うと良い印象を持ちませんでした。高音がぐもって再生されて好みの音ではありません。

これを音質がイマイチと書くのは簡単ですが、どうしたものかと考えていたところ、頭をよぎったのがBluetoothのコーデックです。MS-TW3の場合、iPhoneではSBCかAACが使われますが、Androidではより高音質と言われるaptX使われます。

ってことで、AndroidでMS-TW3を試してみました。

段違いですよ、コレ

はい。もう全然違います。拍子抜けするほど音質が違います。
iPhoneの時に感じた、イヤホンと耳の間に薄いフィルターが挟まっている印象は無く、抜けの良い音が再生されます。(コーデックはaptXが使われていることを確認しています)

コーデックでこれほどの違いが出るのかと特性を調べたところ、philiwebに分かりやすい説明がありました。

philiwebより引用

人間の耳の特性上、ある一つの周波数で大きな音が鳴っているとき、その周辺の周波数にある弱い音はマスキングされて聴き取りにくくなるのだが、SBCやAACはこの特性を利用し、マスキングされている周波数の情報を削除してデータ量を軽くしている。この点に関しても音質に対して影響を及ぼしているのだが、aptXはこうしたデータ削除を行うことなくコーディングできる技術なのである。
https://www.phileweb.com/review/article/201502/27/1543_2.html

薄いフィルターと感じていたのはAACの特性で、大きく鳴っている音の周辺の周波数の情報が削除されているためです。apt Xでは、それが削除されないので、音質の違いを感じていたようです。

1週間は使えるよ

良い音が再生されると分かると、急に愛着が湧いてくる現金な性格です。

5.6gと軽量で小さな本体は、耳にすっぽりと収めることができて、長時間使っも痛くなることがありません。充電ケースは、W71×D44×H29mmと小型のうえに、イヤホン込みでも重量が65g(実測)と軽量です。

再生時間は、イヤホン単体では10時間、充電ケースとの併用で合計60時間です。
aptXを使うと再生時間が7時間程度になるので、充電ケースとの併用で合計42時間まで短くなります。

私のように通勤が往復でも1時間くらいの人間は、1週間以上充電なしで使えるので、充電の煩わしさから解放されます。

あんしん補償サービスがうれしい

保証期間内であれば、イヤホンやケースを紛失・破損した場合に、該当パーツを特別価格で購入できる「あんしん補償サービス」が付属しています。

別製品ですが、私はタオルで汗を拭いた時に、イヤホンをひっかけて線路内に落としたことがあります。この時は落ちた場所が分かっていたので、駅員さんにお願いして拾ってもらいましたが、あやうく片方を紛失して使えなくなるところでした。

安心して落とせるとは言いませんが、完全ワイヤレスイヤホンは紛失の可能性が高いので、有償とは言え紛失や破損した時にパーツで購入できるオプションがあるのは嬉しい配慮です。

Androidで使うのがベスト

Androidを常用していれば、MS-TW3は音質以外にも防水にもこだわっているのでオススメと書きますが、iPhoneとの組合せでは本領発揮できていないのが悔やむべきところです。

コーデックの違いで、はっきりと分かるほど音質に違いが出るのは自分の耳を疑いたくなります。たとえば、SONY WF-1000XM3は、コーデックにSBCが使われていますが透明感のあるよく抜ける音が再生されますので、製品の特性と言えるのかもしれません。

最後になりましたが、誤解しないでください。
MS-TW3をiPhoneで使うとダメではなく、同じ物でもAndroidの方が良い音が鳴るということです。

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