日本未発売の完全ワイヤレスイヤホン、Googleの「Pixel Buds」を入手しました。いち早くエントリーにできればとと思い、まずはファーストインプレッションです。
動画版はYouTubeに公開していますので、こちらもあわせてご覧ください。
外観
Pixel Budsは、左右のイヤホンと充電ケースの構成です。
発売されたのはホワイトですが、他にミントと黒があります。正直、ホワイトは微妙かなぁと考えていますが、艶消しのホワイトは落ちついた印象で悪くありません。
ケースに黒ラインが一本入っているのもアクセントになっています。
ケースのフタは、下を向けても開くことはなくて、親指でフタを軽くフリップすると開いて軽く触るとフタが閉じます。
イヤホン本体も磁石で固定されているので、同じように下を向けても落ちません。
充電はQiとUSB-Cケーブルの充電です。
充電中は、ケース外側にあるLEDが光ります。LEDは充電中はオレンジ、満充電になると白になります。
イヤホンは、よく見かけるデザインで奇抜なところはありません。外観で目立つところは、タッチ操作を行うパットの部分に「G」のロゴがあるのとシリコンのフックです。
Pixel Budsを写真でみるとGのロゴが目立ちますが、実際には気になりません。また、シリコンのフックは良い仕事をしていて、これのおかげで簡単に耳から外れません。
AirPodsに似たUX
Pixel Budsの使い勝手はAirPodsとそっくりです。
たとえば、イヤホンを耳に着けるとスマホに自動接続されて、耳から外すと再生中の音楽が停止、ケースにイヤホンを戻すとスマホの接続が切れます。
これはAirPodsが最初にやったことですが、いまとなっては当たり前になっています。Pixel Budsも同じ動作をしますが、この機能をオフにできるようになっており、この部分に関してはAndroidらしさを感じます。
アプリの作りも似ていて、ケースのフタを開けるとペアリングしているスマホでは、左右のイヤホンとケースのバッテリー残量が表示されます。
AirPodsと違うのは、Googleアシスタントが使えるところです。
Googleアシスタントが起動できるだけでなくて、通知を読み上げてくれるの機能もあります。これも設定で決まったアプリの通知だけを読み上げるようにできます。また、読み上げの方法も、最初にアプリから通知があったことをお知らせしてくれて、内容まで確認した場合はユーザーの操作を受け付けてからできるので、内容の読み上げを行うのでメリハリのある使い方ができます。
着け心地最高
写真で見た印象は、BOSE SoundSport Free wireless headphones並に大きいかと思えば、そんなことはなくて、本体が耳にスッポリ収まってしまうくらいの大きさでした。
1日使った時の印象は、AirPodsの軽いかけ心地に加えて、フックのおかげで装着位置がズレにくく耳から落ちない安心感を得た感じです。また、着けていても外音が聞こえるので着けっぱなしにもできます。
イヤピースは、S, M, Lの3種類が付属しています。私は、Lサイズを使っています。イヤピースは耳の穴にピッタリと密着するような作りではないのと、本体に空気を抜く穴があるので、装着している時も密着度が高くなることはなく、外す時に感じる嫌な気圧の変化もありません。
音質は普通
Pixel Budsは、セミ・オープンタイプなので、低音・高音がしっかり聴ける作りになっておらず音質は普通です。音質を求めるならば、XF-1000XM3を選んだ方が間違いありません。
周囲の音をイヤホンが聞き取ってボリュームを調整する「Adaptive Sound」は、実感するほど使い込めなかったので後ほどレビューします。
Gizmodeのレビューでは、音量が小さいとシューというノイズが聞こえると言う話がありました。私が試した限りは、こうしたノイズは確認できませんでした。加齢で聴力が落ち気にならないだけなのか分かりませんが、私はノイズは分からなかったです。
まとめ
まずは、Pixel Budsのファーストインプレッションをお届けしました。
Adaptive Soundや翻訳機能など、これから使い込んでみるので改めてレビューする予定です。