M-SOUNDS様に「SOUNDSOUL E1」をご提供頂いたのでレビューします。
SOUNDSOULは聞き慣れないブランド名ですが、M-SOUNDSと中国のSOUNDPEATSのコラボレーションによって生まれた新しいブランドです。
軽くてコンパクト
SOUNDSOUL E1を箱から出して、最初の印象は軽くて小さいでした。
計測してみると、イヤホンとケースを合計した重量が31g(実測)です。
Google Pixel Budsは66gなので、おおよそ半分程度の重量です。軽さに加えて、ケースがコンパクトなので、ズボンのポケットに入れて持ち運んでも苦にはなりません。イヤホンは、実測で4g(スペックは、3.9g)です。これだけ軽いと耳栓の感覚で着けていても違和感はありません。
完全ワイヤレスイヤホン市場は協奏が激化しており、差別化がしづらい状況ですが、余地があるとすれば軽さやサイズかもと思わせる製品です。
1日使える再生時間
連続再生時間は、7時間で充電ケースを併用すれば24.5時間です。
イヤホンはケースで充電します。イヤホンを収納するために、強力なマグネットが使われているので、うまく収納できなくて充電に失敗することはありません。ケースの充電は、本体のmicroUSBコネクタを使います。
7時間再生できれば、1日使えるので不自由ありません。現在は、コロナ禍で移動が制限されていますが、移動中に使うにしても7時間もかけて移動するのは海外へ行く時くらいです。
接続性の確認
私は、iPhone XRとの組み合わせ使いました。
大阪から博多へ出張での移動に使いました。道中は、空港や駅を使っていますが音途切れはなく快適に使えました。ただ、このご時世なので極端な人混みではなく、試験環境としては優しいものだったのかもしれません。
SOUNDSOUL E1には、SoCにQualcommのQCC3020を使っています。このSoCを採用するイヤホンは、接続性に相性があると言われることがありますが、iPhone XRとの組み合わせでは安定して使えていました。
音質の確認
最近は、フラットな音質のイヤホンがトレンドです。
E1もこのトレンドに乗ったイヤホンですが、私の耳には、中音から低音にかけて少し味付けされている印象が残ります。嫌味な印象はしないので、味と考えるのが良いかと思います。私が良く聴くJ-POPやテクノは、どの楽曲でもそつなく再生します。
人が接する部分がアナログの製品、たとえば、オーディオの音質は価格相応だと考えています。理屈は、アナログ部分は人手をかけてチューニングするので、これが費用が価格に反映されるからです。SOUNDSOUL E1の価格は5,900円(税抜)なので、正直なところ音質には期待していませんでしたが良い意味で裏切られました。
とは言え、3万円前後のハイエンドイヤホンを超える音質とは言えないので、この価格帯のイヤホンの音質のレベルを一段階上げたイヤホンです。
試す価値アリ
ガジェットマニアの私にとっては、完全ワイヤレスイヤホンは当然ですが、使わない理由が価格であれば、平均点の高いSOUNDSOUL E1は検討してみる価値アリです。