よく履くジーンズは、リーバイスの501です。定番ですが拘りがあって、股上が少し深く、銅リベットが使われているアメリカ流通のモデルを選んでいます。これに不満はありませんが、別のジーンズがないかとウェブサイトを物色していたところ「児島ジーンズ」を見つけました。
名前が示すように、岡山県倉敷市児島で造られているジーンズです。倉敷の児島が国産ジーンズ発祥の地なのは知っていましたが、児島ジーンズは知りませんでした。
児島ジーンズのラインナップ
ジーンズのラインナップは、生地がベビーオンスとライトオンスに分けられています。ヘビーは21ozから、ライトは15ozです。(501は12.5ozです)
履き心地とシルエットを重視するのであれば薄めの生地を選ぶべきですが、ジーンズの成り立ちを考えれば丈夫で無骨であっても良いはずで、私は後者の方が好みで児島ジーンズの方向性と一致しそうです。
生地だけでなく、シルエットは定番のストレートから極太ストレート、スリムやブーツカットも選べます。フロントは、ボタンフライとジッパーが選べます。ボタンやリベット、革パッチなどにも拘りが感じられるので、試してみたくなり、好みのジーンズを3本に絞り込みました。
どれも、ストレートでボタンフライのモデルです。
はじめてなので、定番らしい「15oz SELVEDGE STRAIGHT DENIM」を選ぶことにしました。これが気に入れば23ozのジーンズも試してみることにします。
15oz SELVEDGE STRAIGHT DENIMをチェック
着てナンボの洋服ですが、細かなディテールが気になるのでチェックします。
スタイルは、ベーシックなストレートです。ワンウオッシュなので即戦力として使えます。股上がアメリカ流通の501と比較すると浅いです。私は、股上が深め目ジーンズが好みなのでマイナスポイントです。
レザーパッチです。サイズ表記の焼印はなく、デザイン的には、Leeのジーンズのレザーパッチのようです。
フロントボタン周りのディテール。501のそれと似ていますが「KOJIMA GENES JAPAN」の文字があり、ボタン裏には「MADE JAPAN」の文字があります。Vステッチもきっちり再現されています。
銅製リベット。履き込めばエージングされて味が出る部分です。
裾周り。赤耳のセルビッチです。あまりしないのですが、今回はロールアップして履こうと考えています。RedWingとの相性は良さそうです。
コインポケットの裏。ここにも赤耳があります。
ザクっとした風合いで凸凹感のある生地がイイです。
これは、21ozや23ozを選ぶとさらに強調されるのかも。写真は、ステッチが黄色に見えますが、すべてオレンジ色です。
バックポケット。ステッチやタブはありません。潔くていいです。
隠しリベットなので、椅子やクルマのシートへのダメージも少なめです。
バックポケットのリベット。これも501と同じ処理がされています。
ポケットの裏地。ここには児島の文字があります。これは、うるさい感じがします。
満足いくディテール
買ったばかりで長い期間を履いていませんが、履き心地は501とそれほど変わらない印象です。ただ、児島ジーンズの方が生地が厚いので、ごわつきますが足に伝わるしっかり感は、このジーンズの良さで味わいだと思います。
股上が少し浅いのはマイナスですが、生地の風合いやディテールは満足のいくもので、自分のものにしていきたいと思わせる仕上がりです。
価格が13,200円なのは驚きです。3月1日以降は価格が改定されるようなので、気になる方はいまのうちに入手してはいかがでしょうか。