ブログで、スマートウォッチ「KARIOS」のエントリーを書いた際に、Facebookで、指輪型のウェラブルデバイスをどう思うか?というコメントを頂きました。
私は、腕時計をする習慣はあるのですが、指輪をする習慣がありません。(既婚者なんですが…w)少し古い話題になりますが、日本発の『Ring』についてつらつらと書いてきます。
指輪は興味がないので、ノーマークだったのですが、Ringは入力装置でもあるんですね。LEDやバイブレーションがあるので、通知はこれを使うのでしょうか。
スマートウォッチには、通知を伝える役割がありますが、元々、時を伝える役割がありるので、これに、通知が付加されてもあまり違和感はありません。また、腕時計は嗜好品の側面はありますが、実用品の側面もあるので、付加価値が付いても違和感はありません。しかし、Ringは、指輪になかった価値(入力装置と情報通知)を足しているので、かなり野心的な試みではある思います。
で、個人的に気になるのは、入力装置としての側面です。
キーボードやマウス以外の入力装置となれば、いまだ発展途上ですが、音声認識技術を使うSiriなどが比較の対象になりそうです。どちらも、操作するのに、従来の入力装置よりもカロリーを消費しそうなのと、習熟しても、ある一定以上は入力速度は期待できない部分は似ています。Ringは、スマホに話しかける必要はありませんが、街中でジェスチャーする操作をすれば、怪しい目で見られるはずです。これもSiriと同じですね。
まじめな話、マウス変わりにもなるポインターとか、浮かして使う入力装置は、フィードバックが少ないので、使うのにコツがいります。Ringも同じように、使いこなすには、コツが必要になるデバイスのようにも思えます。この辺り、どんな工夫をするつもりなのか興味があります。
また、フィードバックがないと、凝った操作は難しくなるはずなので、これもするのか気になるところです。
ただ、フィードバックと言っても、指輪にどう返すかは頭を悩ませますね。スマホの画面で返すにしても、画面が見える距離に居るならば、そっちを操作すれば良いって話になりますね。なかなか、これでなければならない、利用シーンが見えてこないのが正直なところです。また、人がデバイスに合わせて使うのであれば、相当なメリットがないと続かないので、Ringの未来はアプリケーション次第かもしれません。
Ringを左右の指につけて、エアドラムとか、誰か作りませんかね。
最後になりますが、Ringの文字入力は、Graffitiに似た一筆書きをするようですね。懐かしいです。