Kindleの最新端末が『Oasis』が販売開始になりました。ありがたいことに、端末を借りることができたのでレビューします。
Kindle Oasisは、電子書籍を読む端末で、最新のOasisで8世代目になりますが、これに関しては一切ぶれておらず、ソフトウエア的には目立つ新機能の追加は行われていません。
作る側や売る側にとっては、新しい機能を付加した方が製品が分かりやすくなるはずですが、これせずに読書体験を向上させること絞って開発を進めている姿勢は敬服します。
最薄・最軽量の最上位端末
Kindle Oasisは、Kindle Voyageの上位機種でKindleシリーズの中では最上位機種になります。
筐体はデザインが変わり、片側にグリップがあり、ここにページを送りをするボタンがあります。グリップは、右手で持とうが、左で持とうが持ち方に合わせて、画面が回転するので使い方を選びません。
最上位機種だったVoyageと比較すると、重さは-49g、大きさは縦方向が-19mm、横方向が+7mmとなっています。軽くなり、長方形だった筐体が正方形になりました。また、Oasisは歴代のKindleの中で最も薄い端末で、最も薄い部分で3.4mm、厚いところでも8.5mmに仕上がっています。
正に紙、上質紙のようなディスプレイ
OasisのE-Inkディスプレイは、紙の見間違うほどのクオリティです。
これまでのKindleだと、内蔵ライトに照射ムラがありました。筆者が使う初期型のPaperwhiteは、あからさまにそれが分かりました。Oasisは、内蔵ライトが10個に増えたことで照射のムラがなくなり、上質紙のような白ですみずみまできれいに表示されます。また、タッチパネルとディスプレイの隙間が少なくなったためか、表示される文字がクッキリと鮮明に表示されます。
ようやく「E-Ink」の名にふさわしいクオリティを持つディスプレイが搭載されたと言えます。
充電を忘れそうな駆動時間
バッテリーの駆動時間は、バッテリー内蔵の専用カバーを装着することで数ヶ月使使えます。駆動時間は使い方で変わると思いますが、充電の世話を頻度が低くなるのはよいことです。
バッテリー内蔵の専用カバーの充電は、本体のmicroUSB端子を通じて行われ単体では充電できません。
あるべき姿に進化
Kindle Oasisは、読書をする端末として、あるべき姿に進化したと言えます。読書体験のステージが一段向上したと言えます。ただし、良い部分だけはなく、気になる部分もあるので、次回にご紹介します。
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