Kindle Oasisは、良いところばかりではありません。今回は、Kindle Oasisの気になる部分をまとめておきます。
高い!iPad Air2と同じ価格帯
一番に気になるのは端末価格です。キャンペーンなしのWi-Fi+3Gモデルを選択すると43,190円です。iPad Air2のWi-Fi、16GBモデル(44,800円)と同価格帯になります。
前回のエントリーで、Kindle Oasisは読書体験の質がより上質なものになったと紹介しました。これに余程のメリットを感じない限り、この価格なので多くの人は読書以外にも使えるiPad Air2を選択するはずで、Kindle Oasisは万人向けの端末ではありません。
Kindle Oasisに興味がある人は、読書専用の端末を買っても良い人達です。こうした人達が、いままでのKindleでは満足できず、より良い読書環境を手に入れたいと考えた場合は、この価格は必要投資と割り切ることもできます。
価格だけ見れば「高い」と感じるが正直なところですが、いくつかの見方はあるはずです。
もっさり動作と少量ストレージは変わらず
Kindleのネックは描画速度のもたつきです。
他のKindleと比較すると描画速度が速くキビキビと動作します。たとえば、ページ送りなどは、ストレスを感じないレベルまで最適化されていおり、既存のKindleユーザーは、快適な動作に驚くはずです。
しかし、あくまでもKindle同士の比較で、タブレットと比較すると描画の遅さが気になります。この遅さは、はじめて使う人にとっては印象が悪く、動作の不具合と考えてしまう方もいます。E-Inkディスプレイは、年々進化をして徐々に描画速度が改善されているとはいえ、このディスプレイを使う限りは諦めるしかないのかもしれません。
ストレージ容量がこれまでのKindleの4GBと変わりません。小説などを楽しむには、なんの不自由もありませんが、マンガを読み始めるとあっという間にストレージ不足になるのは変わりありません。
欲しいか?
Kindle Oasisは、価格が高いこともありKindleへの思い入れの強いユーザー向けの端末と言えます。読書専用機にこの出費が許されるのであれば、最良の読書体験が約束されます。
最後に「欲しいか?」と聞かれれば、既にKindle Paperwhiteを持っているのもありますが、「この価格であれば別の物の購入に充てる」と応えます。
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