Amazonプライム・ビデオとプライム・ミュージックにKindle Unlimitedも加わって、娯楽はAmazonでまかなえそうな状況になりました。
こうなれば、Amazonに特化した「Fireタブレット」を使えば、何も考えずにコンテンツに没頭できる状況が作れるのではないかともくろんで、一番安いFireタブレットを購入しました。
実は、評価用として1年くらいまえに、Fire HD 7を評価用して借りたことがあったのですが、正直、ぜんぜん響かずに「ふーん」という程度で終わってしました。
Fire HD 7が響かなかった理由
Fireタブレットには、AmazonがAndroidをカスタマイズした「Fire OS」が搭載されています。お借りした時は、Fire OS 4だったと思いますが、ホームが面にiTunesのカバーフローのようなUIが導入されていました。
扱うコンテンツの種類が同じ物で数が10程度であれば、使えるUIだと思いますが、コンテンツの種類が入り交じる状態で、このUIは使い易いとは思えず、使い込む間もなく放りなげてしまいました。私は、多機能で用途に特化された遊びが少ないUIの機器が苦手です。たとえば複合機です。
Fire OS 5からは、ホーム画面のUIはAndroidに近いものになりました。これで、私にとってはなじめない理由がなくなり使い易くなりました。
当時は意識していませんでしたが、いま思えば使わない理由がもうひとありました。
それまでのFireタブレットは、コンテンツを楽しむために都度、費用を支払う必要がありました。当然のことですが毎回だとちゅうちょすることもあり、思う存分楽しめていませんでした。
プライム・ビデオ、プライム・ミュージックに、Kindle Unlimitedが加わって状況が一変しました。観る、聴く、読むの娯楽が定額制になり、思うままにコンテンツを楽しめます。3つの定額制サービスが開始されたことで、壁が取り払われてちゅうちょすることがなくなりました。
こうなるとFireタブレットの価値が変わります。
FireタブレットのUIは、先であげたAmazonのサービスに最適化されており、映画を観る、音楽を聴く、本を読むのいずれもがアプリと比較して、ひと手間、ふた手間、少ない手数で楽しめます。また、Fire OS 5から、使い慣れたAndroidのUIがベースになったので、コンテンツを楽しむことに集中できます。
不完全燃焼のFireタブレット
物が到着してはやる気持ちを押さつつ、Fireタブレットを箱から取りだして電源を入れてみると、表示内容が確認できないほどディスプレイが白く表示されます。しばらくすると、表示内容を何とか確認できる状態にはなりますが、何かの拍子にまた白くなります。
開封直後の端末が熱を持っていたので、輸送中に高温になって液晶ディスプレイが壊れたと考えました。調べてみると、液晶は熱くなると黒く表示されるようです。しかも、100℃程度までになる必要があります。触れないほど熱くはなかったので、これは当てはまらない感じです。
しかし、しばらくして端末の熱が冷めて通常になり、一時期はディスプレイが復帰したように見えました。しかし、開封直後ほどひどくないにしてもスリープから復帰するとやはり画面が白っぽい表示です。
交換手続きはスムーズでした
これでは使い物にならないので交換手続きをします。
深夜の0時すぎでしたが、ウェブ上て交換手続きを行い、チャットでサポートを受けることに。
深夜だったのでチャットは対応していただけるか配でしたが、しばらくすると受付の方が対応してくれました。
まずは、一般的なトラブルシューティングとして、強制的に再起動させるよう指示を受けました。指示内容は「電源ボタンを40秒以上押し続けて強制再起動」です。指示通りにやってみると、再起動直後は少し改善されたように見えましたがディスプレイが白っぽいのは変わりません。
この旨を伝えると、テクニカル面に強い担当者に交代になりました。あらためて症状を伝えて、ヒアリングを受けましたが提案できる手段がないとのことで、さらに詳しい方にバトンタッチとなりました。
3人目担当者には、開封時から状態が好転しない伝えて「交換できないのか?」と相談したところ、初期不良の可能性があるとして交換に応じていただけました。
代替品は送り返すこと
担当者が2回交代しましたが、10分から15分ほどのやり取りでスムーズに進みました。
交換はスムーズに進みましたが、ひとつ注意が必要です。代替品が到着したら、30日以内に不良品は送り返す必要があります。これをしないと代替品分の費用も請求されます。
さて、運悪く不良品にあたりましたが、代替品が届いて使い込めるようになったらFireタブレットのレビューを公開します。
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