Anypro様よりポータブルBluetoothスピーカーをご提供いただいたのでレビューします。
どこにでも馴染む見た目
モバイルスピーカーは、いわゆるITジェット的な奇をてらったデザインの物が多いのですが、Anyproのスピーカーは、押し出しが強いこともなくシンプルなデザインです。場所を選ぶことなく使えそうです。
本体の前後には、金属製のメッシュの網が張られており、前面には筆記体でAnyproのロゴが入っており定番とも言えるものです。周辺はラバーコーティングされているのかしっとりした触り心地です。
操作ボタンは天板に集中しており、白いバックライトで光るようになっています。これは、使っていない時は弱く光って、手を近づけると強く光るようになっています。この手のスピーカーを暗い場所で使うイメージはありませんが悪くない演出です。
表示で言えば、バッテリー残量を示すインジケーターもあります。これがあれば、使いたい時にすぐに使えて、充電のタイミングを見計らえるので便利です。他、電源オン・オフを示す効果音やAUX接続した時の効果音、スマホを接続した時のガイダンスメッセージが再生されて、デザインだけではなく使い勝手にも配慮されたスピーカーです。
音質
低音から高音まで全域で音が出ています。
下手な物はiPad Pro 12.9インチのスピーカーの方が音が良くて、外部スピーカーとしてのを使う意義のない製品もありますが、Anyproのスピーカーは、迫力のある音が再生されます。ソースでも印象は変わりますが低音が強調されており、ボリュームが上げていくとケースが振動するくらいの音で再生されます。
再生中に薄くホワイトノイズが乗ります。スピーカーに耳を近づけて聞く分かる程度なので、気にならない人も居るかもしれませんが、静かな曲やポッドキャストなどを聞いているとノイズが気になります。
あと、Bluetooth経由で再生すると少し高音が強調されて再生される印象です。AUX入力経由で再生すると、Bluetooth経由より落ち着いた印象を受けます。ノイズは、AUX入力でも乗ります。
モバイルバッテリーとしても使える
これは、同種のスピーカーと同じでBluetooth接続で通話が可能です。IP67防塵&防水性能を持っているスピーカーも多いので、今どき珍しいことはありません。
このスピーカーは、他にない特徴として以下を持っています。
- microSDに保存した音楽を再生する。
- AUX接続できる。
- モバイルバッテリーとしても使える。
モバイルバッテリーとして使えるのは、ポータブルスピーカーの新たな用途を造り出しそうな機能です。
スピーカーのバッテリー容量は4400mAhで、モバイルバッテリーとしても十分です。
試しにOnePlus 3を充電してみると4.69V 0.74A給電できていたので、一般的なUSBポートと変わらないようなので緊急用と考えるべきです。これで、1Aを超える給電ができると、本格的にモバイルバッテリーとして使えるので、次回のモデルに期待したいと思います。
充電は、スピーカーとして使いながらでも出来るので、使い勝手は悪くありません。
まとめ
¥5,999とまずまずの価格ですが、デザインと使い勝手の面で見れば十分に価値があります。弱点らしい弱点はありませんが、唯一残念なのはホワイトノイズが軽く乗っていることくらいでしょうか。
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