スピーカー内蔵の小型プロジェクター「Pico Cude」を株式会社フェリクロス様より、お借りしましたのでレビューします。
商品自体は、Makuakeで販売していますので気になる方は、以下のリンク先を参照してください。
https://www.makuake.com/project/pico-cube/
ケーブル接続時の注意点
Pico CubeにはHDMIポートがありケーブル接続もできますが、コネクタがミニなので運用時は注意が必要です。パッケージには、標準サイズのコネクタからミニサイズに変換するコネクタが同梱されているので、標準のHDMIケーブルが使える配慮はされています。
変換コネクタ前提の使い方は荷物が増えるのと、変換コネクタを忘れると使えないので、ケーブル接続が主な使い方にならば、ミニコネクタのHDMIケーブルを用意するのが得策です。
やはり、AirPlayやMiracastで接続するのがPico Cubeの特色を活かした使い方になります。
設置面積極小のマルチモニタ環境を実現
Pico CubeはAirPlayが使えるので、Macのサブディスプレイとして使えるか試してみました。
設定手順は、以下のとおりです。
まずは、Pico Cubeの設定です。電源を入れてメニュー画面が表示されたら「Wifi Display」を選択します。次の画面で「AirPlay」か「Miracast」の接続方法が選択できるので「AirPlay」を選択します。
次は、Macの設定です。
「システム環境設定」の「ディスプレイ」の「ディスプレイ」タブで「AirPlayディスプレイ」のドロップダウンメニューからPico Cubeを選択してオンにします。ここには、Pico Cubeのデバイス名が表示されます。Pico CubeにMacと同じ画面が表示されている場合は、ミラーリング設定になっているので「配置」タブで「ディスプレイをミラーリング」のチェックを外します。
サブモニターとして使い勝手
これだけで、Pico Cubeをサブモニターとして使えます。
プロジェクターなので投影場所が必要になりますが、投影場所さえ確保できれば最小の面積でマルチディスプレイが実現できます。
私は、Pico Cube側でYouTuebを再生しながら使っています。動画の音声は、Pico Cubeのスピーカーから再生されるので、Macから少し離れた場所に設置していても違和感はありません。
解像度は、720p、1680 x 1050、1440 x 900から選択できます。
PCのディスプレイとして見れば、高解像度で使いたいところですが、Pico Cubeの解像度が854×480で高解像度で使っても文字が潰れるので、私は720pで使っています。
Pico Cubeをサブモニターとして使うと気になるのが、バッテリーでの連続稼働時間が2時間程度のところです。作業に集中していると、あっという間にバッテリー切れになります。Pico Cubeは、モバイルバッテリーで給電もできますが、この倍バッテリーが持つと使いやすくなる印象です。
商談やプレゼンの時もスマートに使える
最近は、プロジェクターが何処でも設置されており敷居は低くなりましたが、PCとの解像度や画質設定などを都度する必要があり面倒です。また、古いプロジェクターだとVGA接続しか出来ないこともあります。
Pico Cubeは、小さいので持ち出して商談やプレゼンにも使えます。使い慣れたPico Cubeを常時持ち歩いていれば、プレゼンの前にマゴマゴする時間が無くなりスマートにプレゼンが始められます。
用途がハマれば最高のプロジェクター
使い方は選びますがハマれば、使いでのあるプロジェクターです。
価格が¥38,700なので購入後に、使い方を模索すると言ったことはできないかもしれませんが、大きさとバッテリー駆動、スピーカー内蔵、無線接続機能を上手く使えば、意外で場所でピタリとハマる用途がありそうです。
提示した用途以外にも使い道がありそうで、ミニバンの天井に投影して使ってみるのも面白いと考えています。(私のクルマは、オープンカーなので無理でした)