macOS 10.13 High Sierraの日本語IMが気に入って、これまで使っていたATOKから乗り換えて使っています。使い始めて4ヶ月になりますが、不満に感じるところがあってATOKに出戻りました。今回は、この理由をご紹介します。
学習結果が同期できない
プライベートと仕事で2台のMacを使っていて、両方とも日本語IMを使っていました。どちらも文章を書く利用頻度は高いです。
ただ、プライベートと仕事では書く文章の内容が違うので、日本語変換の学習内容が異なります。よって、それぞれのMacで日本語変換の挙動が違います。人によっては些細なことかもしれませんが、同じように使えないのがストレスに感じることが多くなってきました。
ATOKは学習結果や変換履歴をクラウド経由で同期するので、こうしたストレスはありません。
やたら漢字にしたがる
「下さい」は「ください」、「出来ます」は「できます」、「無く」は「なく」と平仮名で書きたいのですが、日本語IMは漢字で変換されます。
一度変換すれば学習で解決はされますが、もともと漢字に変換する前提で造られているためか、何か拍子に漢字に変換されることがあり、変換結果を修正するが面倒に感じることがあります。
いまどきの日本語の使い方に関しては、その言語に詳しい人がいないと改善は難しいかもしれませんが、日本語変換辞書の作成方針を決定する担当者がひとり居れば良いことなので、簡単に解決できるはずです。
テンポ良すぎで誤変換が増える
ライブ変換を有効にしていると、リターンキーやスペースキーを押す必要もないので、これまでのIMよりも良い早いテンポで日本語入力ができます。また、精度はなかなかです。
使っている最中は、テンポを崩したくない思いが強く出るのか、それとも、変換結果を確認するステップが省かれた、ライブ変換のデメリットなのか、誤変換を見のがすことが多々あります。
これは私の問題ですが、ただでさえ、誤字・脱字が多いのに、より増える結果になっています。
ATOKに戻してからは変換操作が面倒
ATOKには、ライブ変換機能はありませんが、入力された文字を句読点をキッカケにして変換する「自動変換」があります。ライブ変換のように、リターンキーやスペースキーを押すことなく、次々と変換して確定する動きではないので、意識しないと入力文字がひらがなで確定され
ているということがあります。
もうすこし時間が経てば、これもテンポ良く使える可能性はあるので使い続けてみます。
日本語IMは手に馴染む感が無い
日本語IMを4ヶ月ほど使い込みましたが、良くできているとは感じています。しかし、もう一步のところで手に馴染ません。
これは、アプリケーションの作り込み不足がそう感じさせているのかもしれません。今年もmacOSはアップデートが実施されるはずなので、先で上げた不満に感じる理由のどれかが改善されることを期待したいです。
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