MacBook Proに採用されているUSB PD対応のACアダプタを拡張する充電ポートアダプタ『M2 Cube』を購入したのでレビューします。
MacBook Proユーザーならば、標準のACアダプタにUSBポートがひとつでもあれば、旅行先でコンセントの数が限られるようなホテルでは、便利になのにと考えたことがあるはずです。M2 Cubeを使えば、USBポートをUSB C x 1、QC3.0 x 1、USB x 2まで拡張できます。
こうした製品がナゼ無かったのかと思うほどで、アイデアに溢れています。
M2 Cubeのサイズ感と重さ
M2 Cubeのサイズは、サイズは、80mm(H) x 28.5mm(W) x 29.8mm(D)で87WのACアダプタに最適化されています。
82WのACアダプタにM2 Cubeを装着すると長方形になります。これは、元々持ち運びのに苦労する大きさなので、M2 Cubeを付けたからと言って持ち運びづらくなることはありません。
重さは59gです。87WのACアダプタが296g(実測)で重いので、これをM2 Cubeの重さが追加されたからと言ってデメリットにはなりません。
ケーブル巻き取りも復活
MagSafeのACアダプタは、ケーブルを巻き取れる折りたたみのフックがあって、持ち運び時にケーブルが束ねられて便利でした。USB CのACアダプタでは、ケーブル巻き取りのフックが無くなりましたが、M2 Cubeには折りたたみ式のケーブル巻き付けフックがあって、ここにUSB Cのケーブルを巻き付けられます。
ただ、Apple純正のUSB C -> USB Cケーブルは、巻き取るの少し手間がかかるのと巻き付けると結構なボリュームになります。
使用感
M2 CubeとACアダプタとは、USB Cのコネクタだけで接続されているのでカッチリとは固定されません。少しグラつきがあり、使い初めは不安に感じました。手荒に扱うと壊れる可能性はありますが、いまのところ実用上は問題になっていません。
87WのACアダプタとの組合せで使っていますが、給電ポートが4個に拡張されるので電流が供給できるのか不安になります。
87WのACアダプタの最大出力は4.3Aです。MacBook Pro 15は、充電するのに3Aを要求します。次に、QC3.0は最大で3Aまでです。そして、USBは2ポートで最大2.4Aを供給できます。合計すると8.4Aになるので、すべて最大で動作するとオーバーロードします。このあたり、どう動作するか説明はありません。オーバーロードすることはないと思いますが怖くて試すことできません。
これまで、USB CにMacBook Pro 15単独、USB CにMacBook 12とUSBにGalaxy S8 の組合せで充電してみましたが、異常なく充電できています。また、USBポートが1Aを要求しても、USB Cポートで充電できることも確認しています。
いまのところ問題なく動作していますが、信頼して使えるようになるには、もう少し使い込んでみる必要がありそうです。
購入先
最後、購入先です。私はAmazon.comから購入しました。MONITORMATEの公式サイトから購入できて、価格は¥5,052です。
https://www.monitormate.com.tw/products/m2-cube