手塚治虫記念館へ行ってきました。近いにも関わらず行ってなかったのですが、キッカケはNetflixで公開された「PLUTO(プルートゥ)」です。
「モンスター」や「マスターキートン」を読んでいたことがあり、浦沢直樹は好きな漫画家でPLUTOは知っていました。しかし、鉄腕アトムのリメイクだということもあり、古臭い勝手な印象を持って避けていたので、アニメ化がなければ一生知らなかった可能性はあります。
手塚治虫記念館までアクセス
手塚治虫記念館は、阪急宝塚駅から花の道を歩いて10分程度の場所にあります。
私は、クルマで移動したので阪急宝塚駅の駅ビルの屋上駐車場にクルマを停めましたが、宝塚大劇場立体駐車場が良い近くて便利です。
手塚治虫記念館では、アニメ化記念としての特別展示が2月18日まで開催されており、記念館入場料の700円で観れます。
駅から歩くと宝塚大劇場を通り過ぎます。私が歩いた時は、役者と思われる人と何度かすれ違いましたが、同じ人間とは思えないほどの容姿の違いで自分が嫌いになりそうです。
PLUTO(プルートゥ)展示の内容
PLUTO展の前に、1Fで手塚治虫の人となりを知れます。
たとえば、10代にはマンガを描き始めていたこと、そして、医学部を卒業するほどのインテリであったこと(ブラックジャックは、このバックグラウンドがあるからこそだと理解できました)、そして、60歳で亡くなったことを知りました。どれも知らなかったので、恥ずかしいほどの無知だったことを認識しました。
PLUTO展示は2Fです。展示スペースの入り口には声優のサインが展示されています。
アニメをキッカケにしてPLUTOを知って好きになったので、のっけからテンションが上がりました。
奥に進むとマンガ化されるまでの経緯を示したパネルがあり、さらに進むとアニメの原画や絵コンテなどの展示があります。よく見る展示ですが、作品に思い入れがあると違って見えるので不思議です。
さらに進むと、オリジナルとPLUTOのキャラクターデザインの比較展示があります。
私は、オリジナルを読んだことがないので面白かったです。PLUTOでは、ゲジヒトのように高度な知能を有するロボットは人のように描かれていますが、原作では人型ロボット風なのが意外でした。原作が描かれた時代では、高度なロボットであっても人のような容姿にはならないと考えられていたのでしょうか。この考えは、いまだと古い感じはしますよね。あと、いま気づきましたが、ゲジヒトの名前は「刑事の人(けいじのひと)」をもじった名前ですかね。
展示の最後には物販があります。
展示内容が良かったので勢でTシャツでも買おうかと思いましたが、まず着る機会もないのでやめました。
記念館を後にして
展示の最後にあったパネルに書かれた、浦沢直樹の言葉は心に響きました。
私もこうしてブログに書き留めることで、微力ながらバトンを渡せるのではないかと考えています。
とはいえ、庶民の私は食い気が優先なので、宝塚阪急の豆狸でお気に入りの「わさび稲荷」を買って宝塚をあとにしました。もちろん、家に帰ってからコミック全巻を購入しましたよ。