北陸新幹線に乗る機会があったので、ものは試しと考えて「グランクラス」に乗ってみました。
詳しくは、ウィキペディアを見ていただくのが一番分かりやすいかもしれません。
どういったものかと言えば、飛行機で言うところのファーストクラスです。
私が乗車したグランクラスは12車両目で一番後ろの車両でした。ホームの真ん中あたりからホームの端まで歩く必要があります。特別な車両に乗るにもかかわらず、これはイマイチですね。
グリーンよりも上質な空間
さて、車両に入るとアテンダントが出迎えてくれます。車両には、私以外には誰もおらず貸し切り状態でした。車両内は、間接照明を使ったムード造りがされています。
全体的には、まだ新しいこともあり清潔感は感じました。このあと、東海道新幹線のグリーン車に乗ったのですが、くたびれたシートで非常に残念な思いをしました。乗車している間は気持ち良く過ごすことができて、上質な空間であることが終始感じられました。
シートは、座面が520mmもあるゆったりとしています。また、シートピッチも1300mmと十分で、純日本人体系の私は足を伸ばしても前の席に付くことはありません。このシートは、国内の一般旅客向け座席としては最大級だそうで、ゆったりと座ることができました。シートは電動でリクライニングします。シートに体をあずけた状態でも渋い動きをすることもなくスムーズに動作します。さすがトヨタ車のシート開発を手掛けるトヨタ紡織が開発しているだけはあります。
シートにはコンセントがあるので、ガジェットの充電をすることもできます。
テーブルは肘掛けを上蓋を開いて出すタイプではなく、左側の肘掛けから下から斜めにスライドして出して、二つ折りになっているのを広げてテーブルします。どうやって出すのか分からなくて、アテンダントに助けてもらいました。
お楽しみの食事
お弁当ですが軽食が出ます。
お腹が空いていたせいもありますが、味はまずまずです。量は、がっつりではなく小腹を満たす程度です。一緒にアルコールも提供してくれるので、私はビールをお願いしました。ビールは、適切に冷えたものが提供されます。
食後には、コーヒーを出してもらえます。お願いしてしばらくすると、コーヒーを煎れる香りが車両まで入って来たので、お願いすると煎れて頂けるようです。コーヒーは紙コップではなく、ガラスコップに入れて席まで運んでくれます。このコップにもグランスクラスのロゴが入っています。
味は可もなく不可もなくで印象に残っていません。お願いすれば、一緒にお菓子も頂けるようですが、お腹がいっぱいだったのでやめておきました。
まとめ
ゆったりしたシートに座って寛ぎながら移動できます。また、新しいだけに飛行機のファーストクラス以上のハードウェアです。グループには向きませんがカップルなどで利用するのは良いかもしれません。
ただ、サービスを飛行機とファーストクラスと比較するのはおこがましくて、まだまだおよばないと感じます。この辺りは経験値の積み重ねが効いてくる部分もあるので、これからなのかもしれません。
飛行機のように10時間くらい乗っているのであれば、利用価値はあると思いますが、2時間を切る移動時間であれば、グランクラスのサービスを堪能する間もなく目的地に到着します。
私が電車移動に求めているものと提供しているものがズレている印象はありますが、私のマインドセットの問題なのかもしれません。